小寺記念精神分析研究財団主催/2023 年度初回面接入門:力動フォーミュレーションとビデオ録画デモンストレーション
日時 | 2024年3月20日(水・祝) 10:00~16:30 |
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場所 | 小寺財団セミナールームと zoom によるオンライン参加 |
対象 | 15人(会場は申し込み順で締切)それ以外はzoomによる参加 |
タイムテーブル | 司会・進行 加茂聡子(四谷こころのクリニック) 10 :00~12:30 ロールプレイ:ビデオによる初回面接の実際 山崎孝明(こども・思春期メンタルクリニック) 千葉ちよ(東京医療センター) コメント:妙木浩之(東京国際大学) 13:30~15:30 力動フォーミュレーション 事例提示 山崎孝明 連想テキスト作成;妙木浩之・千葉ちよ 15:30~16:30 全体討議のためのディスカッション ※3月10日~20日まで、「初回面接総論」について 1 時間程度の講義動画を配信します。(担当:加茂) 3月19日 20:00~20:30、ZOOM ミーティングにて質問を受け付ける時間をとります。御希望の方はご参加ください。 |
参加費 | 8000 円 |
申込方法 | 添付PDFの参加申込書を下記住所まで E-mail、郵送または FAX にてお送りください。 |
申込締め切り | 2024年3月1日(金) |
お問い合わせ連絡先 | 小寺記念精神分析研究財団事務局(E-mail:kodera.kt@nifty.com) |
心理療法にビデオスーパヴィジョンが取り入れられてからの長い経験を英米はもっ
ているが、日本では大学院での心理療法の訓練でも、また力動的な心理療法の訓練の
なかにも、面接録画の利用は取り入れられてこなかった。また APA(アメリカ心理学
会)ではマスターセラピストによる実演は教材として使われているが、日本には短期療
法などのいくつかの例外を除いてまだわずかなものであり、訓練における穴になって
いる。本セミナーは初回面接におけるロールプレイとビデオ録画の共有、それに関す
るディスカッションを行い、見立てのための力動フォーミュレーションを同時に行っ
て、これらの穴を埋めるための試みである。見立てをたてながら初回面接をどう組み
立てていくのか、あるいは逆に面接の中でわかることはケースの見立てにどのような
影響を及ぼすのかなどを議論して、最後に面接のやりとりとケース概要からわかるこ
とを立体的に組み合わせる試みを行う。
また、今年度は前年度までの参加者からの希望により、事前に「初回面接」につい
ての総論的な講義をオンデマンドで提供する。
臨床歴の長い人にとっては自分の初回面接と見立てを見直す機会に、臨床歴の浅い
人にとっては初回やフォーミュレーションの入口を学ぶ機会になると思われる。
申し込みの方々へ:オンラインの申し込みにあたって、次のことをお約束いただき、お守りいただくと判断します。
1. 当日は守秘義務の守れる環境から PC を一人で操作できる(PC は RAM8GB 以上、Wifi 通信速度は 100mbps 以上が望ましい)ように環境整備する。
2. 事例の守秘性のために ZOOM にアクセスしたときに、申し込み氏名をオンラインで確認するが、もし確認できない場合には、参加者から削除されることを了解する。
3. オンラインの状況を確認するために一度カメラをオンにしてもらうことがあるので、それを順守する。
4. 事例資料は郵送とオンラインの双方で送付するが、その場合、事例資料は守秘義務の対象として配慮をし、約束する。
5. 申し込み時点で、事例資料の廃棄はかならず各個人で行うように約束する。